CodeWeaversより「CrossOver Games 9.1」がリリース

CodeWeaversより米国時間7月28日、同社によるMac OS X/LinuxベースのWindows互換レイヤ「CrossOver Games」のアップデートリリースに相当する「CrossOver Games 9.1.0」がリリースされています。 米国時間5月6日付にてリリースされたアップグレード相当のVer.9.0.0において、ソフトウェアインストーラを中心としたユーザインターフェイスの刷新等が行われているMac OS X/LinuxベースのWindows互換レイヤ「CrossOver Games」ですが、この度米国時間7月28日付にて同互換レイヤのアップデートリリースに相当する「CrossOver Games 9.1.0」がリリースされ、現在CodeWeaversによる公式ダウンロードページを通じてMac OS X、Linuxを対象としたバイナリパッケージが入手可能となっている他、7日間試用可能なトライアルキーも提供されています。

この度リリースされた「CrossOver Games 9.1.0」における主な特徴として以下の項目等が示されています(Ver.9.0.0からの主な変更点となります)。
  • サポート対象となるゲームアプリケーションとしてBlizzardEntertainmentによる「StarCraft II: Wings of Liberty」を追加
  • サポート対象となるゲームアプリケーションとしてCryptic Studiosによる「Star Trek Online」を追加
  • 「Flatout 2」利用時に発生し得たレグレッション関連の問題を修正(Ver.9.0.0におけるレグレッション)
  • 「Stranded 2」利用時に発生し得たレグレッション関連の問題を修正(Ver.9.0.0におけるレグレッション)
  • 「Call of Duty: Modern Warfare 2」利用時に発生し得たレグレッション関連の問題を修正(Mac OS X版において発生し得た問題。Ver.9.0.0におけるレグレッション)
  • Telltale Gamesによる「Tales of Monkey Island」におけるインストレーションを修正
  • 「Lord of the Rings Online」「Dungeons and Dragons Online」利用時に発生し得たフォーカス関連の問題を修正
  • 「EVE Online」利用時に発生し得たインストレーション関連の問題を修正(DirectX関連のエラーが誤って報告され得た問題)
  • 幾つかのアプリケーションプロファイルをチューンナップ
  • 「winecfg」における「audio(オーディオ)」タブにおいて、クラッシュが生じ得た問題を修正
  • Microsoft Visual C++ランタイムのインストレーションを修正
  • 「Microsoft HTML Rendering Engine 7」パッケージに対するサポートを追加
  • 自動切り換え可能なデュアルGPUを搭載したMacintoshコンピュータを対象として、フルスクリーンモードを修正(Mac OS X版)
  • コードベースとして採用されているWin32 API実行環境「Wine(WINE Is Not an Emulator)」をアップデート(コードベースとして米国時間7月16日付にてリリースされた「Wine 1.2」を採用。多数の改善、バグフィックス等をマージ)
  • And many others...
CodeWeaversより提供されている互換レイヤソフトウェア中、「CrossOver Games」は各種Windowsゲームアプリケーションに対する広範な対応を目指すべくしたエントリレベルのプロダクトとして位置付けられています。また、コードベースとなるWin32 API実行環境「Wine(WINE Is Not an Emulator)」におけるゲーム関連の成果を積極的に採用しつつ、各種Windowsゲームアプリケーションに対する個別対応等が図られています。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

当サイトにおけるプライバシーポリシー