仕事に役立つ「CSSプランブック」のススメ
今回は、事前に「MACお宝鑑定団」から開催の告知が発せられる等、回を重ねる毎に 注目度が増している感のあるCSS Nite。今回のゲストは、自らの仕事を「Hidden Work」と称している 境祐司氏です。氏による「仕事に役立つ「CSSプランブック」のススメ」と題した講義は、現在の高校教育における必修科目の一つ「情報B」にて提供されている内容を プレゼンテーション用にアレンジした形で行われ、過去のWebデザインの振り返りや今後の展望等をタイムラインシンキングを交えた形で解説。今一度、自分の立ち位置を認識すべし、といった内容にて進行されていました。
そして、過去のWebデザインの振り返りの中では、
- 1993年におけるNetscapeの前身「Mosaic」の登場
- 1995年の「Microsoft Windows 95」発表。流行語大賞における「インターネット」の選出。同年より沸き起こった「font」論争
- 1996年の「CSS1」勧告。「Netscape Navigator 2.0」の登場
- 1997年の「Netscape Communicator 4.0」「Internet Explorer 4.0」の登場。沸き起こるブラウザ戦争と独自仕様の乱立
- 同時期に登場したテーブルグリッドシステムと、それに伴うCSSセミナー等の消滅
- 1998年の「CSS2」の勧告
- 1999年に登場した「Macromedia Dreamweaver 2.0」によるテーブルグリッドシステムの採用と、テーブルレイアウトの隆盛
- 2001年~2002年における Webデザイン専門誌の創刊と「Wied」のリニューアル
- 2004年頃から主流になり始めた XHTML & CSSをメインにした段組レイアウトのノウハウと、CSSハック情報の普及
みんな大好き、角丸
続いて、後半の鷹野雅弘氏による「みんな大好き、角丸」と題したプレゼンテーションでは、Webデザインにおける角丸やシャドウの実装を CSSによって実現するための手法の解説。XHTMLおいてリストのみの定義となっているソーステキストを、CSSを用いてタブ形式のナビゲーション(外観のみで見るとAppleのWebサイトの上部に実装されている タブ形式のナビゲーションに近いイメージ。構造は、異なるようですが)に仕上げるデモンストレーション等も紹介。自分のWebサイトにも近いイメージのナビを実装してみたい、と思ったりもしましたが、まずは 鷹野氏のメルマガ「DreamweaverではじめるWeb標準 ~XHTMLとCSSで構築するWebサイト~」を参考にしつつ、しっかりと理解を深めていきたいと思っております。他では、MacBook ProにおけるDreamweaverの動作にも注目してみましたが、予想以上に軽快に動作していたと感じました。あくまでも、目で見た印象としてですが、懐疑的な声も聞こえる「Rosetta」のパフォーマンスを推し量る 一つの指標として参考にさせて頂きたいと思っております。
※関係者の皆様とApple Store Ginzaのスタッフの方々には、改めて感謝の意を表します。
【関連Link】
- CSS Nite Vol.5:画像置換の光と影
- CSS Nite Vol.4:フォントサイズとスタイルシート切り替え
- CSS Nite Vol.3:Web標準時代のDreamweaverのテンプレート活用
- CSS Nite Vol.2:Movable Typeのリデザイン
- 「CSS Nite Vol.1:DreamweaverではじめるWeb標準」、Apple Store,Ginzaにて開催
この記事へのコメント
鷹野雅弘
タイムラインシンキングっていうのは新鮮でしたね。
えっ、そうだっけ?と年は正しく記憶していても、ずいぶん、私の意識の上では「ねじれ」がありました。
そうですね、Dreamweaverはあまり重いと感じませんが、DragThingにドラッグできないんですよ~ iMacでも同様でした。
テスト不足?
Flipper
境さんの講義は新鮮な驚きが沢山あって、とても勉強になりました。最近の高校教育は凄いのですね。他にも色々ありそうで、羨ましいような、うかうかしていられないような……
DragThingはユニバーサル版ですか?そうだとしたらDreamweaver側の問題でしょうから、対応待ちですかね。私もMacBook Pro欲しいのですが……
財布と相談です(笑)