Mozillaより「Firefox 3.6(正式版)」がリリース

Mozilla Foundationより米国時間21日、同団体によるオープンソースWebブラウザ「Firefox」のアップデートリリースに相当する「Firefox 3.6(GA版)」がリリースされています。 コードネーム「Namoroka」として、2009年8月7日よりテストリリースが開始され、種々のパフォーマンス改善等が注目を集める、オープンソースWebブラウザ「Firefox 3.6」ですが、この度米国時間21日付にて同WebブラウザのGA版がリリースされ、現在Mozilla Foundationによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linuxを対象とした日本語含む65言語に対応したバイナリパッケージが入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約18.6MB)。

一連のテストリリース(Alpha 1~RC 2)を通じた「Firefox 3.6」における主な特徴として、以下の項目等が示されています(Ver. 3.5.7からの主な変更点となります)。
  • レンダリングエンジン「Mozilla Gecko」において、トップレベルのコンテンツドキュメント毎に単一のネイティブウィジェットが使用されるべくした変更を適用
  • 新たなフォーカスモデルを採用
  • 「chromedir」属性を擬似クラスにて置き換え
  • 「background-size」、及びバックグラウンドイメージに向けた「gradients」を含む、幾つかの新たな「CSS3」プロパティに対応
  • シングルクリックにてアピアランスを変更可能な軽量テーマ「Personas(ペルソナ)」をサポート
  • ブラウジング時の安全性等を保つために、更新が必要なプラグインが検出された際にアラートが発せられるべくした措置を適用
  • オープンフォーマットのビデオをフルスクリーンにて表示可能となった他、新たにポスターフレームに対応
  • オープンなWebフォントフォーマット「WOFF(Web Open Font Format)」をサポート
  • 各種のWebテクノロジ(CSS(Cascading Style Sheets)、DOM(Document Object Model)、HTML5等)に対するサポートを強化
  • アドオンに起因した不慮のクラッシュ等を防止すべくして、「components」フォルダをロックダウン。同フォルダを「Firefox」専用とし、サードパーティソフトウェアから利用する事ができなくなるべくした処置を適用
  • 一部特定ケースにおけるページ読み込みの高速化等を実現すべくして、ページ読み込み時におけるスクリプトを非同期実行可能に
  • 新たに「HTML5」におけるFile APIに対するサポートを追加(Webアプリケーションからのローカルファイルへのアクセス等が可能に)
  • JIT(Just In Time)コンパイラ搭載のJavaScriptエンジン「TraceMonkey」を対象とした種々の改善(パフォーマンス、安定性改善、「ECMAScript 5」のサポート等)
  • 日本版において、電子政府システムを安全に利用可能とすべくして、GPKI(Government Public Key Infrastructure、政府認証基盤)に対応。GPKIを「信頼されたルート証明機関」として 、証明書データベースに登録
  • 起動時間の短縮、及び応答性の改善
  • その他の種々のパフォーマンス改善
  • And many others...
Mac OS X版における主なシステム要件として、以下の項目等が示されています(「Firefox 3.5.x(Shiretoko)」からの変更はありません)。
  • Mac OS X 10.4 or later
  • Intel x86、或いはPowerPC G5/G4/G3プロセッサを搭載したMacintoshコンピュータ
  • 128MB以上のRAM容量(256MB以上を推奨)
  • 200MB以上のHDD空き容量
「Firefox 3.6」は、レンダリングエンジンとして「Gecko 1.9.2」が実装されており、コードネームとして採用されている「Namoroka」は、マダガスカル共和国に存在するナモロカ国立公園に由来しています。


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