「Windows Vista」は6種のEditionで発表。Virtual PC Expressに要注目

Microsoftより、次世代デスクトップオペレーティングシステム「Windows Vista」のEditionに関する正式な決定が発表されています(「Windows Vista」は6種類に--マイクロソフトが正式決定)。

同社が発表した各種Editionの概要は以下の通りで、この内容は 数日前にちょっとしたフライングからMicrosoftのサイトに掲載されたものと、ほぼ同様の内容となっています(Appleでは、よくある話ですが……)。

Windows Vista Starter Edition

新興市場のみの提供で、PCにバンドルされる形での販売。32bitネイティブの仕様で、同時稼動のプログラム数に制限あり。尚、他のEditionは32bit、64bitの両システムに対応。

Windows Vista Home Basic Edition

「Windows XP Home Edition」の後継版で、セキュリティや検索関連の新機能は追加されているが、「Windows Aero(Windows Authentic, Energetic, Reflective and Open)」やハイエンドメディア系の機能等は提供されない。

Windows Vista Home Premium Edition

「Windows Vista Home Basic Edition」の上位版で、一般ユーザ向けのハイエンド版。「Windows Aero」を搭載し、「Media Center」「Tablet PC」の諸機能は、当版で引き継がれる予定。尚、Xbox 360との接続機能も提供される模様

Windows Vista Business Edition

「Windows XP Professional Edition」の後継版。企業向けOSの主力製品となる予定

Windows Vista Enterprise Edition

ボリュームライセンス購入企業にのみ提供され、「Business Edition」の全機能に加えて、「Windows BitLocker(暗号化機能)」やUNIXベースのアプリケーションを稼動させるためのサブシステム、或いは、Virtual PCの仮想化技術を「Virtual PC Express」として内蔵

Windows Vista Ultimate Edition

「Enterprise Edition」と「Home Premium Edition」を融合させた形の最上位Edition

その他、予てから話題に挙がっていた「Windows Media Player」非搭載の「N」バージョンが「Home Basic Edition」と「Business Edition」に追加した形で欧州向に提供されるようですが、「Starter Edition」と同様に 日本市場に直接関係してくるEditionではなさそうです。尚、Microsoftサイドでは、2007年の後半までには全てのEditionをリリースしたいとの意向も示しており、64bit、Media Center、Tablet PC等の機能をメインとして捕えているようです。

「N」バージョンに関しては、意図に反した形でのリリースになるようですが、全体的に「Windows XP」と比べて随分と細分化された印象を持ちます。ただ、一般消費者に関係してくるのは「XP Home Edition」の後継となる「Home Basic Edition」「Home Premium Edition」、そしてハイエンド版となる「Ultimate Edition」の3種になるようで、トータルバランスを重視するなら「Home Premium Edition」という事になるでしょうね。PCメーカーもどれをバンドルさせるか悩ましいところだと思いますが、あまりリストアップしてもコストが合わなくなる恐れもありそうですし、大半は「Home Basic Edition」「Home Premium Edition」で落ち着くのではないかと思われます。

尚、企業向けの「Business Edition」「Enterprise Edition」では、「Home Premium Edition」と共に「Tablet PC」の機能も引き継ぐ予定で、両版の違いは「Enterprise Edition」がボリュームライセンスのみの対応で付加機能を搭載し、より大口顧客に向けた製品という位置付けになるようです。ただ、「Enterprise Edition」にて採用予定の「Virtual PC Express」は注目に値しますね。MicrosoftがConnectixを買収した際の「真の目的」とされていたWindowsベースの仮想化ソリューションを 遂にWindowsの機能の一部として提供した訳ですが、「Virtual PC for Mac」と比べて格段に実用的な同機能とUNIXサブシステムの導入は、真のマルチプラットフォーム化への重要な役割を果たすのではないかと思われます。

しかしながら、全体的に複雑な製品構成になったという印象が否めませんし、本当にここまで必要なのか?或いは不要と思しき機能は省いているのか?等、適切に見直された上での決定なのか、些か疑問を持ってしまいます。尤もWindowsユーザの大半は、PCバンドル製品を手にしているパターンが多く、パッケージ版を購入するのは、自作ユーザ始め ある程度のスキルを持った人達が多いと思われるので、さほどの混乱は招かないでしょうが、PCメーカや販売店等からしてみれば、ちょっと恨めしいかも知れませんね。

この記事へのコメント

  • fujiyadesu

    TBありがとうございました。
    Macの方でも読ませていただき非常に勉強になりました。
    今後ともよろしくお願い致します。
    2006年03月01日 22:26
  • Flipper

    fujiyadesu様、コメント、TBありがとうございます。
    つたないサイトですが、参考にして頂けたら幸いです。
    今後とも宜しくお願い致します。
    2006年03月02日 22:19

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