Sunより「VirtualBox 3.0.8」がリリース

Sun Microsystemsより米国時間6日、同社によるマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」のメンテナンスアップデートに相当する「Sun VirtualBox 3.0.8」がリリースされています。

米国時間6月30日付にてリリースされたアップグレード相当のVer. 3.0.0より、新たに「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対する対応等が行われている、マルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」に、米国時間6日付にてメンテナンスアップデートに相当する「Sun VirtualBox 3.0.8 Build 53138」がリリース。現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solaris(OpenSolaris)を対象としたバイナリパッケージ、SDK(Software Development Kit)、及びGPLv2(GNU General Public License Version 2)に準拠したソースコード(VirtualBox Open Source Edition)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約62.9MB)。

この度リリースされた「Sun VirtualBox 3.0.8」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
  • 32bitホストOSにおいて64bitゲストOSを利用した際に発生し得た問題を修正(CPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」が有効化された仮想マシンにおいてのみ発生し得た問題。Ver. 3.0.6におけるリグレッション)
  • リコンパイラにおいてトリプルフォールトが発生し得た問題を修正(Guru Meditation、CPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)「AMD-V(AMD Virtualization)」が有効化された仮想マシンにおいてのみ発生し得た問題)
  • IO-APICが有効化された仮想マシン上のWindows(32bit、ゲストOS)のステータスをリストアした後に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正(CPU仮想化支援「AMD-V(AMD Virtualization)」が有効化された仮想マシンにおいてのみ発生し得た問題)
  • OS/2(ゲストOS)利用時に発生し得たページング関連の問題を修正
  • 一部特定状況下において発生し得た、Guru Meditation(深刻なエラー)を修正(Ver. 2.0におけるリグレッション。ソフトウェア仮想化においてのみ発生し得た問題)
  • 「Sound Blaster 16」エミュレーション使用時に、保存された仮想マシンステートをリストアした場合に、アサーションがリリースされるケースが確認されていた問題を修正
  • セキュリティ関連の修正。root権限にてコマンドの実行が引き起こされ得た脆弱性を修正
  • 一部特定状況下にて発生し得た、セマフォ実装におけるランタイムアサーションを修正(Linuxホスト)
  • 一部特定のディストリビューションにおいて、デフォルトのUSBアクセスモードを変更(Linuxホスト)
  • Hardened Gentoo(ホストOS)において、仮想マシン設定のネットワーク項目を開いた場合に、VBoxSVCデーモンがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • HALが利用可能でない場合に、ホストドライバを挙げるためにsysfsが使用されるべくした変更を適用(Linuxホスト)
  • ブリッジネットワーク、ホストオンリーネットワーク利用時に、カーネルパニックが発生するケースが確認されていた問題を修正(Solarisホスト)
  • CD/DVD-ROMをイジェクトし、変更した後にも、当該メディアが誤って認識され続けるケースが確認されていた問題を修正(Solarisホスト)
  • Sunキーボードにおける、追加のファンクションキーをサポート(X11ホスト)
  • グラフィカルセッションを伴わずして仮想マシンを起動するヘッドレススターティング(ヘッドレスモード)に関連した問題を修正(「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS)」において発生し得た問題)
  • ホストオンリーアダプタ名のリスティングに関連した問題を修正(Mac OS Xホスト)
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。「Windows Vista Home Premium Edition(64bit)」が、ゲストOSとして適切に動作可能に(Windows Additions)
  • 「ZoomText Magnifier」使用時に、スクリーンが適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • 「NPGetUniversalName」が失敗するケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • 「Windows NT(ゲストOS)」利用時に発生し得た、ビデオドライバにおけるリグレッション関連の問題を修正(Windows Additions)
  • 共有フォルダがインストールされていない場合に、「VBoxService」が適切に動作しないケースが確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • Linux Additionsにおいて「ftrunctate」を実装
  • リモートディスプレイプロトコル「VRDP(VirtualBox Remote Desktop Protocol)」関連の修正。構成されたVRDPポートが使用中の場合においても、仮想マシンを起動可能に
  • ネットワーク関連の改善。一部特定状況下において、PCnetネットワークデバイスが停止するケースが確認されていた問題を修正
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。新たに「controlvm vrdpport」コマンドを実装
  • iSCSI関連の改善。NetAppターゲットに関連した問題を修正
  • SCSI(Small Computer System Interface)関連の改善。2TB以上の仮想ディスクをサポート
  • USB関連の改善。「USB 2.0 High Speed」デバイスの接続を解除した場合に、クラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • NAT(Network Address Translation)関連の改善。Linux(ゲストOS)にて、IPSEC(Security Architecture for Internet Protocol)が適切に動作しないケースが確認されていた問題を修正
  • 種々のパフォーマンス向上等を齎すべくしたハイパーバイザの最適化
  • And many others...
既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、及びサポートフォーラム等を通じて確認可能となっています。


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