Sunより「VirtualBox 3.0.6」がリリース

Sun Microsystemsより米国時間9日、同社によるマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」のメンテナンスアップデートに相当する「Sun VirtualBox 3.0.6」がリリースされています。

マルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」を対象としたアップデートリリースとして、事前にBeta版が公開されていた「Sun VirtualBox 3.0.6」ですが、この度米国時間9日付にて同仮想化ソフトウェアのGA版に相当する「Sun VirtualBox 3.0.6 Build 52128」がリリースされ、現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solaris(OpenSolaris)を対象としたバイナリパッケージ、SDK(Software Development Kit)、及びGPLv2(GNU General Public License Version 2)に準拠したソースコード(VirtualBox Open Source Edition)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約62.8MB)。

この度リリースされた「Sun VirtualBox 3.0.6」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
  • Windows Server 2003/XP/2000/NT(何れも32bitゲストOS)を利用した場合に発生し得た、IO-APICにおけるオーバーヘッドを修正(CPU仮想化支援「AMD-V(AMD Virtualization)」が有効化された仮想マシンにおいてのみ発生し得た問題を修正)
  • 無効化されたデバイスを有効化する際に、一部特定状況下においてGuru Meditation(深刻なエラー)が発生するケースが確認されていた問題を修正
  • 一部特定のArch Linux(ゲストOS)をブートする際に、Guru Meditationが発生するケースが確認されていた問題を修正(ソフトウェア仮想化においてのみ)
  • Solaris/OpenSolaris(何れも64bitゲストOS(x64))を動作させた場合に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • Solaris/OpenSolarisを対象とした軽微なパフォーマンス改善(CPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」が有効化された仮想マシンにおいてのみ)
  • NetBSD 5.0.1 CD(iso)から仮想マシンを起動した場合に、(ブート時に)ハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • Solaris(ホストOS)がハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • ゲストOSにおいて「Bridged Network(ブリッジネットワーク)」を使用した場合に、Solaris(ホストOS)において稀にデッドロックが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • Ver.2.6.11未満のLinux PAEカーネル(ホストOS、特に「RHEL 4(Red Hat Enterprise Linux 4)」「CentOS 4」)において、クラッシュが生じるケースが確認されていた問題を修正
  • Linux、或いはSolarisホストにおいて、キーボードがより適切に検出されるべくした修正を適用
  • Python APIを対象として、幾つかのスレッディング、及びプラットフォーム関連の問題を修正
  • Pythonシェルに対して「exportVM」コマンドを追加
  • Pythonシェルを対象とした種々の改善、及びバグフィックス
  • リモートケースにおいて、ホームディレクトリを適切に検出可能に
  • 仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」アプライアンスに対するハンドリングを改善(XMLにおけるコメント文のハンドリングに起因して、パースエラーが発生するケースが確認されていた問題を修正)
  • 構成ファイル(xml)におけるUSBデバイスフィルタのポートナンバに関連して、稀にパースエラーが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • Windows(32bitホストOS)環境においてのみ、仮想マシンに対して割り当て可能なRAM容量を最大1.5GBに制限
  • ゲストOSのリブート時に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • 「Virtual Media Manager(仮想メディアマネージャ)」から仮想ディスクを除去した場合に、稀にマネジメントコンソール(VirtualBox.app)がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。Mac OS X版を対象として、ゲストプロパティを修正
  • Ver.3.0.4において、ハングアップ、或いは「BSOD(Blue Screen of Death、ブルースクリーン)」が発生するケースが確認されていたSATA(Serial ATA)関連の問題を修正
  • 「Windows 7」において、複数のハードディスクを検出する事ができないケースが確認されていた、SATA関連のバグを修正
  • SATA、或いはSCSI(Small Computer System Interface)関連の問題に起因して、稀にゲストOSがクラッシュ、或いはハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • 「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」が有効化された仮想マシン上のSolaris(ゲストOS)を対象として、ワイヤードマウスの動作を修正
  • Mac OS Xホストにおいて、ホストインターフェイスのリスティングに関連した問題を修正(ホストオンリーネットワーク)
  • マルチキャストパケットを適切に受信する事ができないケースが確認されていた、「E1000」ネットワークドライバ関連の問題を修正
  • 仮想マシンレジューム後の、アップリンク、ダウンリンクの通知を修正(E1000)
  • 幾つかのNAT(Network Address Translation)関連の問題を修正
  • WindowsホストにおいてDRIVER_POWER_STATE_FAILURE BSODが引き起こされ得た、パケットキュー関連の問題を修正(ブリッジネットワーク)
  • ユニコードシステム(韓国語等)において、Windowsホストインストーラが適切に動作可能に
  • Windows版インストーラにおいて、インストールに必要なディスクスペースがあるか否かをチェックすべくした変更を適用
  • Windows(ゲストOS)において、マウスカーソルが適切に表示されないケース(保存された状態にリストアする際等)が確認されていた問題を修正(Windows Additions)
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions(Linux)」のインストレーションに関連した問題を修正(「openSUSE 11(ゲストOS)」利用時に発生し得た問題)
  • 「Guest Additions(Linux)」が「Fedora 12 Alpha(ゲストOS)」に試験的に対応
  • 種々のパフォーマンス向上を齎すべくしたハイパーバイザの最適化
  • And many others...
その他にも「VirtualBox」 関連では、WebブラウザベースのGUIコンソール(Pythonベースのマネジメントコンソール)「VirtualBox Web Console(VBoxWeb)」プロジェクトも開始されており、米国時間8月6日付の公式ブログにおいては、Mac OS X版「Safari」からアクセスした際のスクリーンショット等も掲載されています。


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