米国時間4月8日付にてリリースされたアップデート相当のVer.2.2.0において、仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」アプライアンスに対する対応等が行われているマルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Sun VirtualBox」に、米国時間4月28日付にてメンテナンスアップデートに相当する「Sun VirtualBox 2.2.2」がリリースされています。5月3日現在、一時的に公式ダウンロードページからバイナリパッケージやソースコード等の各種リソースをダウンロードする事ができない状況となっていますが、以降ではVer.2.2.2における主な変更点を纏めておりますので宜しければ御参照下さい。
- 一部のWindows(ゲストOS)において、「Mouse Integration(マウス統合)」が適切に動作しないケースが確認されていた「Guest Additions(Windows)」関連の問題を修正(Ver.2.2.0におけるレグレッション)
- 動作中のサービスのプロセスIDが適切に報告されないケースが確認されていた問題を修正
- 一部の64bitゲストOS(Mandriva(x86-64)等)において、「OpenGL」ライブラリ(VBoxOGL)のインストレーションパスを修正(Guest Additions(Linux))
- 「Windows Server 2008 Server Core(ゲストOS)」に対して「Guest Additions」を適切にインストールする事ができないケースが確認されていた問題を修正
- Linuxホストにおいて、D-Busの旧バージョンが使用されるケースが確認されていた問題を修正
- 「NAT(Network Address Translation)」利用時に、ゲストOSが「DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)」からIPアドレスを取得する事ができないケースが確認されていた問題を修正(Windows版)
- 「NAT(「Settings」>「Network」)」選択時に、アダプタ構成においてMACアドレス等の値が適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正(Mac OS X版)
- GUIを通じてホストキーを変更する事ができないケースが確認されていた問題を修正(Ver.2.2.0におけるレグレッション)
- 「Settings」>「Genaral」>「Basic」における、メモリサイズを設定するためのテキストフィールドを適切なサイズに修正(Windows版)
- 共有フォルダに対するパスを選択した際に、GUIがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正(Windows版)
- スナップショットノードを適切に除去する事ができないケースが確認されていた問題を修正(Ver.2.1.0におけるレグレッション)
- Solaris(ゲストOS)利用時に確認されていた共有フォルダ関連の問題を修正
- 「Host-only Network」インターフェイスにおいて確認されていた、nwam/dhcpagentに対する互換性問題を修正(Solaris版)
- Windows版のインストーラにおいて確認されていた、幾つかのインストール、アンインストール関連の問題を修正
- Appleによる次世代オペレーティングシステム「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS、プレリリースビルド)」に対する試験的な対応の改善
- And many others...
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