Microsoftが「Virtual PC for Mac」の開発継続に意欲

先日のIntelプロセッサ搭載「iMac」「MacBook Pro」の発表に合わせてMicrosoftから、

「今後最低でも5年間は、引き続きMac版Officeの新バージョンを開発していくという契約をAppleと結んだ」

といった表明がありましたが、同時にVirtual PCに関しても「積極的に開発を継続していきたい」との意向を持っている事が明らかにされているようです(米Microsoft、「IntelMac用Virtual PCもリリースしたい」)。

Virtual PCをIntelプロセッサ搭載のMacにネイティブで対応させれば、CPUのエミュレーションを必要としなくなるため、最大の課題といわれている実行速度が飛躍的に向上される事が予想されます。

しかし一方でIntel Mac上でWindowsがネイティブで動いた場合、Virtual PC自体の存在価値に疑問符が打たれる事も考えられます(Appleは「結果的にWindowsがネイティブで動いても、それを阻止する事はしないだろう」と非公式ながら表明しています)。しかしながら、個人的にはVirtual PCの本当のメリットは単なるプラットフォーム間でのエミューレーションのみにあらず、Windows版Virtual PCのように複数バージョンのWindowsを手軽に共存させたり、テストドライブとしての「捨てドライブ」を手軽に作成できる事に大きな意義があると思っています。これによって、
  • 今年発表を控えている「Windows Vista」へのスムーズな移行
  • ヘルプデスクにおける迅速な対応
  • 開発環境におけるテスト、デバックの効率化
等々、様々なメリットも考えられます。これらのメリットが実用的な処理速度でMac OS X上に構築できれば、真のマルチプラットフォーム対応環境として大きな存在価値が生まれてくるでしょう。

そういった意味でもVirtual PCの開発は是非継続して頂きたいと思うと同時に、長い目で将来を考えた場合、Connectixが買収されてしまった事が悪い方に影響しなければ良いな、とも思っています。


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