CodeWeavers支援のWine Projectより米国時間18日、開発過程にある同プロジェクトによるWin32 API実行環境「Wine(WINE Is Not an Emulator)」の最新Beta版に相当する「Wine 0.9.60」がリリースされています。
CodeWeavers支援のWine Projectにより開発が進められ、Windows互換レイヤ「CrossOver」ラインアップにおけるコードベースとしても採用されているWin32 API実行環境「Wine(WINE Is Not an Emulator)」に、米国時間18日付にて最新Beta版に相当する「Wine 0.9.60」がリリース。現在Wine Projectによる公式ダウンロードページを通じて各種Linuxディストリビューションを対象としたバイナリパッケージ、及びソースコードが入手可能となっています。
この度リリースされた「Wine 0.9.60」における主な変更点として以下の項目等が示されています。
- 「Windows IME(Windows Input Method Editor)」に対するサポートを改善
- Windowsスタイルのウインドウデコレーションを設定すべくしたオプションを追加
- システムトレイの動作を改善
- ウインドウマネジメントを対象とした種々の修正を包含
- 「Quartz Audio」に対するサポートを改善
- UNIXファイルマネージャからのアプリケーション起動に対するサポートを改善
- 多数のバグフィックス
「Wine」における近況関連では、1月下旬にリリースされたVer.0.9.54において「Adobe Photoshop CS2」の動作確認等も行われている他、6月には15年越しとなる正式版のリリースも予定されています。また、CodeWeaversによるWindows互換レイヤ「CrossOver Mac」「CrossOver Games」の現行版「CrossOver Mac 6.3」「CrossOver Games 7.0」のコードベースには「Wine 0.9.55」が採用されています。