2007年06月18日

ReactOS Foundation、「ReactOS 0.3.2」リリーススキップを表明、次バージョンとして「ReactOS 0.3.3」を7月リリースへ

ReactOS Foundationより米国時間6日、開発過程にある同団体によるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」の最新alpha版として5月中旬にリリースが予定されていた「ReactOS 0.3.2」のリリーススキップが表明されると共に、次バージョンとして「ReactOS 0.3.3」の7月におけるリリース予定が示されています。 アプリケーション、及びデバイスドライバ等におけるバイナリレベルでのWindows互換環境(オブジェクトコード互換)を目標として開発中とされるReactOS Foundationによるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」。2ヶ月サイクルでのリリーススケジュールに従って5月中旬には最新alpha版に相当する「ReactOS 0.3.2」がリリース予定と伝えられていましたが、米国時間6日付の公式ページを通じて同バージョンのリリーススキップが表明されると共に、次バージョンとして「ReactOS 0.3.3」の7月におけるリリース予定が示されています。

この度の処置は、現在確認されている4項目のブロッカーバグ(リリースが妨げられる程の深刻なバグ)に起因するとされており、現在ReactOS Foundationでは、来るべき「ReactOS 0.3.3」リリースに向けて前記を含めた多数の機能改善、及びバグフィックス等に尽力しているとの事。公開されている開発ロードマップによると「ReactOS 0.4」(「ntoskrnl」におけるWindows NT 5.x/6系に対する互換性を50%に向上)を2007年中に、「ReactOS 0.5」(「ntoskrnl」における互換性を70%に向上)を2007年〜2008年に各々リリースし、現在alpaとして進行中の開発ステージをBetaに移行するとの予定が示されています。

尚、ReactOSは昨年12月の段階で「freeldr(FreeLoader、ReactOSにおけるブートローダ)」に起因した不具合の発見等によりVer.0.3.1以降におけるIntelベースMacintoshへの正式対応を表明。従来からサポートされているPC/AT互換機の他、Apple純正デュアルブート支援ツール「BootCamp」によって作成されたパーティション、或いは「Parallels Desktop for Mac」における仮想マシン等を実行環境としてサポート予定と伝えられており、7月リリース予定のVer.0.3.3においてはその後の対応状況等も興味深く感じている次第です(開発者向けビルドにおける動作確認が進行中とされていましたが、Ver.0.3.2リリース時点において公式なアナウンスは発せられておりません)。

オペレーティングシステムの一つではありますが、Windowsライセンスを必要とせずしてWindowsアプリケーションを実行可能とするコンセプトは「CrossOver Mac」にも通ずるものがあり(ReactOS FoundationとWine Project(CrossOver Macのベーステクノロジ「Wine」の開発元)は協力関係にあるようです)、CrossOver Mac以上に長い目で見守る必要がありそうですが、18日現在98.9%まで完了しているソースコードの監査状況共々、今後の動向を見守り続けたいところです。

タグ:reactos
posted by Flipper at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Software
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