この度の処置は、現在確認されている4項目のブロッカーバグ(リリースが妨げられる程の深刻なバグ)に起因するとされており、現在ReactOS Foundationでは、来るべき「ReactOS 0.3.3」リリースに向けて前記を含めた多数の機能改善、及びバグフィックス等に尽力しているとの事。公開されている開発ロードマップによると「ReactOS 0.4」(「ntoskrnl」におけるWindows NT 5.x/6系に対する互換性を50%に向上)を2007年中に、「ReactOS 0.5」(「ntoskrnl」における互換性を70%に向上)を2007年〜2008年に各々リリースし、現在alpaとして進行中の開発ステージをBetaに移行するとの予定が示されています。
尚、ReactOSは昨年12月の段階で「freeldr(FreeLoader、ReactOSにおけるブートローダ)」に起因した不具合の発見等によりVer.0.3.1以降におけるIntelベースMacintoshへの正式対応を表明。従来からサポートされているPC/AT互換機の他、Apple純正デュアルブート支援ツール「BootCamp」によって作成されたパーティション、或いは「Parallels Desktop for Mac」における仮想マシン等を実行環境としてサポート予定と伝えられており、7月リリース予定のVer.0.3.3においてはその後の対応状況等も興味深く感じている次第です(開発者向けビルドにおける動作確認が進行中とされていましたが、Ver.0.3.2リリース時点において公式なアナウンスは発せられておりません)。
オペレーティングシステムの一つではありますが、Windowsライセンスを必要とせずしてWindowsアプリケーションを実行可能とするコンセプトは「CrossOver Mac」にも通ずるものがあり(ReactOS FoundationとWine Project(CrossOver Macのベーステクノロジ「Wine」の開発元)は協力関係にあるようです)、CrossOver Mac以上に長い目で見守る必要がありそうですが、18日現在98.9%まで完了しているソースコードの監査状況共々、今後の動向を見守り続けたいところです。
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