2007年06月12日

Apple、「WWDC 2007」において「Mac OS X 10.5 Leopard」10種の主要機能をプレビュー、64bitに完全対応へ

Appleより米国時間11日、同日より米カリフォルニア州サンフランシスコ「Moscone Center West」にて開幕した「WWDC 2007(Worldwide Developers Conference 2007)」における基調講演を通じて、Steven Paul Jobs, CEOよりMac OS X6度目のメジャーリリースに相当する「Mac OS X 10.5 Leopard」のプレビューが行われています。 いよいよ米カリフォルニア州サンフランシスコ「Moscone Center West」にて開幕したAppleによる世界開発者会議「WWDC 2007」。リリース延期に伴い2度目のプレビューが行われる事となったMac OS X6度目のメジャーリリースに相当する「Mac OS X 10.5 Leopard」に関しては、その全容判明に注目が集まるところですが、現地時間11日10時より開始された基調講演にて、同オペレーティングシステムにおける10種の主要機能がSteven Paul Jobs, CEOよりサードパーティーデベロッパに対してプレビューされていますので、発表内容の一部を以下に纏めてみたいと思います。

Feature 1:Desktop

  • メニューバーを半透明化し、「Dock」を3D仕様にブラッシュアップ。標準デスクトップピクチャを緑鮮やかな草萌ゆる自然写真に変更
  • 3D仕様となった新たなDockは「Stacks」と称される格納形式を用いて各種ドキュメント、アプリケーション等を収納し、格納内容をグリッドにて展開可能(一束に纏めたた状態にてDockに収納可能)。2種の表示形式をサポートし、スタックの内容を確認するかの如くに特定ファイルを選択(「Core Animation」を利用)
  • アクティブウィンドウと非アクティブウィンドウの一層容易な視覚的判別を提供
  • ブラッシュメタルインターフェイスは廃止

Feature 2:Finder

  • サイドバーをリニューアルし、「DEVICES」「SHARED」「PLACES」「SEARCH FOR」の4つのカテゴリを追加
  • 外出先等から任意のMacintosh(Mac OS X)の共有フォルダにアクセス可能とする「Back to my Mac」(IPアドレスが不明な際にも「.Mac」経由にて接続可能)
  • フォルダ内における各種リソースを「iTunes」ライクな「Cover Flow View」を用いた視覚効果にて表示可能に。テキストや「PDF(.pdf)」「Word(.doc)」「Excel(.xls)」、或いはイメージ、ムービー等、様々なファイルタイプに対応
  • ローカルネットワーク上に接続されたサーバ、或いは他クライアント(何れもMac OS Xベース)等を検索対象に追加

Feature 3:Quick Look

  • 各種ドキュメントの内容をアプリケーションで開く事なく、Finderレベルにて容易、且つ高速に参照可能
  • 様々なファイルタイプに対応し、プラグイン構造を採用(ファイルタイプの拡張はプラグイン形式にて実現)。PDF等の書類はページ送りも可能
  • 「Cover Flow View」にて任意のファイルを選択した際に専用プレビューウィンドウが開き、拡大された状態にて内容の詳細を確認可能。フルスクリーン表示も可能なライブファイルプレビュー

Feature 4:64-bit

  • 単一のオペレーティングシステムにて32bit、64bitに各々完全対応し、32bitアプリケーションと64bitアプリケーションを同時に実行可能。今後は64bitがメインストリームに(4GBのイメージを用いた比較デモンストレーションにおいては、32btiで81秒を要したのに対して64bitでは28秒にて完了。64bitが持ち得るパフォーマンスを再確認)
  • 「Cocoa」フレームワークも64bitに対応(64bit-Cocoa)。「Carbon」に対する言及はなし

Feature 5:Core Animation

  • 多様なアプリケーションへの容易な追加等を実現(3Dアニメーションを用いたデモンストレーションにより「Core Animation」が持ち得るパフォーマンスを再確認)

Feature 6:Boot Camp

  • 当初の予定通り「Front Row」「Photo Booth」共々「Complete Package」としてプリインストール。Beta版は250万ダウンロードを達成
  • 「Windows Vista」「Windows XP」に完全対応し、両オペレーティングシステムをネイティブスピードにて実行可能。「Macintosh Drivers CD」は不要に(ドライバインストール方法に関する言及はなし)
  • 「Parallels Desktop for Mac」「VMware Fusion for Mac」等のような仮想化ソフトウェアではなく、従来通りのデュアルブート支援ツールとしてリリース。仮想化ソリューションを提供するベンダに対する可能な限りの支援を明言

Feature 7:Spaces

  • デスクトップ間相互のアプリケーション移動等をプレビュー。全ての仮想デスクトップ環境を一目にて眺望可能な「Birds eye View」を実装

Feature 8:Dashboard

  • 「Dashboard」の機能強化と「WebClip」の追加。WebClipのハンドリングが昨年プレビュー時よりスマートなプロセスにブラッシュアップ。「Safari」にWebClip用のボタンが追加された他、クリップエリアを自動認識可能に
  • 映画のチケット等を購入可能な新たなWidget「Movie Times」をプリインストール

Feature 9:iChat

  • 背景を任意のイメージに変更可能な「BackDrop」における切り抜きの高精度化
  • 「Photobooth」との連携によるエフェクトに新たな仕様が追加された他、「AAC-Low Delay」コーデック、「iChat Theater」、タブチャット等をプレビュー

Feature 10:Time Machine

  • 「AirPort Extreme Base Station」にドライブを接続し、複数台のMacintosh(Mac OS X)コンピュータをネットワーク経由にてバックアップ可能に
  • ワンクリックで設定可能とし、過去のファイルの検索、及び「Quick Look」を用いたプレビューも可能。「Spotlight」検索と連動したプロセス等を紹介
全体的な印象としてはサプライズ的な要素はなかったものの、64bitに対する完全対応は(地味ながらも)Mac OSの歴史における重要なターニングポイントになるのではないかと思われます。ハードウェア要件が気掛かりではありますが、「iTunes 7」にてCover Flow Viewが正常に動作しないハードウェアに対してはインストールすべきではないかも知れません。

更なる詳細、及び多数のスクリーンショット等がリニューアルされたAppleによる公式サイトにて確認可能となっている他、300以上の新機能を搭載するとされる「Mac OS X 10.5 Leopard」は、Apple Store(オンライン)、Apple Retail Store、及びアップル正規販売代理店を通じてシングルユーザライセンス129ドルにて10月より販売予定と伝えられています(同一の家庭内にて5ユーザまで利用可能な「Mac OS X Leopard Family Pack」は、メーカー希望小売価格は199ドルにて販売予定。ボリューム、及びメンテナンス価格も用意されているそうです)。
「Mac OS X 10.5 Leopard」スクリーンショット
↑「Mac OS X 10.5 Leopard」スクリーンショット(クリックで拡大します)

posted by Flipper at 18:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | Mac OS X
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/44627217

この記事へのトラックバック