Mac OS Xベースの仮想化ソフトウェア第3の選択肢、InnoTekより「VirtualBox for OS X」がPublic Betaとしてリリース

InnoTek GmbH(旧InnoTek Systemberatung GmbH)より現地時間23日、同社によるx86ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox」のMac OS X版に相当する「VirtualBox for OS X」がPublic Betaとしてリリースされています。 OS/2関連のソフトウェア開発に精通し、過去には米Connextixと共同でOS/2版「Virtual PC」の開発等も手掛けていた独InnoTekにより、各種オープンソーステクノロジをベース(「QEMU」「Qt」「COM/XPCOM API」等)とした開発が行われているx86ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox」。1月中旬には「GPL 2(GNU General Public License Version 2)」に基づくオープンソース版としての「VirtualBox Open Source Edition」リブランディングに伴い、ホストOSとして「Mac OS X for Intel」のサポートも実現されていましたが、この度現地時間23日付にて同ソフトウェア(クローズドソース版)のMac OS X版に相当する「VirtualBox for OS X」がPublic Beta(Ver.1.3.99-beta1)としてリリースされ、現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じてバイナリパッケージとソースコード(VirtualBox Open Source Edition)が入手可能となっています(dmg:約16.4MB、個人利用、評価目的に限り無償にて利用可能)。

この度リリースされたVer.1.3.99-beta1における主な特徴として以下の項目等が示されています。
  • コードベースとして開発過程にある「VirtualBox 1.4」を採用
  • 64bit CPUのサポート
  • 「VirtualBox Open Source Edition」にて不十分となっていたGUI(QTベース)や「KEXT(Kernel Extension)」のサポート強化
  • ネットワーク機能として「NAT(Network Address Translator)」を実装
現時点ではUSBやオーディオ入力、CPU仮想化支援(「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology for IA-32 Processors)」「AMD-V(AMD Virtualization)」)のサポート等は行われていないようです。

尚、「VirtualBox Open Source Edition」にはバイナリパッケージが提供されていないため、開発環境一式、及び依存する外部ライブラリ(Simple DirectMedia Layer等)を用いる事によるセルフコンパイルが必要となり、公式サイトにはMac OS X版に関するビルドインストラクションも公開されています。

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