2013年05月26日

「VMware Fusion 2013 TP 1 Build 1140310」リリース、16コアの「Virtual SMP」に対応 etc...

米EMC傘下のVMwareより米国時間20日、開発過程にある同社による次世代デスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 2013(for Mac OS X)」の最新プレビュー版に相当する「VMware Fusion 2013 Technology Preview 1 Build 1140310」がリリースされ、新たに最大16コアの「Virtual SMP」に対する対応等が行われています(バージョン表記は、現時点では暫定的に付されているものです。今後の開発過程において、正式なバージョンナンバが決定されます)。

米国時間3月15日付にてリリースされた「5.0.3 Build 1040386」において、3TB容量のディスクドライブにおける「Boot Camp」パーティションのサポート等が行われている、Mac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」ですが、この度米国時間20日付にて、開発過程にある次世代版「VMware Fusion 2013(仮称)」の最新プレビュー版(パブリックベータ「Fusion 2013 TP(May)」)に相当する「VMware Fusion 2013 Technology Preview 1 Build 1140310(e.x.p.1140310)」がリリースされ、現在VMware Communitiesを通じて英語版のバイナリパッケージが入手可能となっています(フル版 約517MB。現時点では日本語リソースが含まれていないため、日本語環境のMac OS X(ホストOS)においても英語によるインターフェイスとなります)。

この度リリースされた「VMware Fusion 2013 Technology Preview 1 Build 1140310」における主な特徴として、以下の項目等が示されています(現行GA版「5.0.3 Build 1040386」からの主な変更点となります)。
  • パフォーマンス、及び機能性の向上等を主目的として、「VMware Workstation 2013(仮称)」等と同様に、デフォルトの仮想ハードウェアのバージョンを「10」にアップグレード(virtualHW.version = "10")。仮想マシンのハードウェアバージョンは、セッティングエディタを通じたGUIにて変更可能(「Other(その他)」>「Compatibility(互換性)」)
  • 仮想ハードウェアのアップグレードに伴い、仮想マシンにおいて最大16コア(16way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対応(Ver.5.0.xでは最大8コア)。仮想マシンにおける16wayは、16コア以上の物理コアを実装したMacintoshコンピュータにおいてのみ利用可能
  • 単一の仮想マシンに対して、最大64GBのRAM容量を割り当て可能に
  • Appleによるデスクトップオペレーティングシステム「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」に対するサポートを改善
  • Physical Windows PC(実機)からのP2V(Physical to Virtual)マイグレーションをガイドする「PC Migration Assistant(マイグレーションアシスタント)」をアップデート。インスタントネットワーキングテクノロジ「Bonjour」等を通じて、同一ネットワーク上に存在するWindows PCを自動検出可能とし、同アシスタントによって作成された仮想マシン(vmwarevm)をMac OS X(ホストOS)に対してダイレクトに保存可能
  • 有効期限付きの仮想マシンを作成可能に
  • ユーザインターフェイス関連の改善。セッティングエディタにおける「Other(その他)」>「Compatibility(互換性)」項目をリデザイン。各仮想ハードウェアバージョンに関連付けられた制限事項、及び製品互換性等、より詳細な情報を記述
  • 仮想マシンにおいて、ファームウェア「BIOS(Basic Input/Output System)」「EFI(Extensible Firmware Interface)」をリブート可能に(セッティングエディタにおける「Startup Disk(起動ディスク)」>「Restart to firmware(ファームウェアのリスタート)」項目から実行可能。同オプションは「alt/option」キーを押下する事によって表示可能)
  • 「Windows 8(ゲストOS)」の実行時に、「Metro-style(メトロスタイル)」における偶発的な入力を防ぐべくして、「command」キーのハンドリングを改善
  • And many others...
当版は、「VMware Fusion 5 Professional」「VMware Fusion 4」と同システム上に共存させる事が可能となっていますが、この場合には「VMware Fusion 2013 TP」をインストールする前に、セッティングエディタにおける「Applications Menu」>「Show applications menu in menu bar」から「Only when Fusion is running」を選択する必要があります(Ver. 3.1以前とは共存不可)。

また、上記リストにも示しましたように、Ver. 2013では新規仮想マシン作成時におけるデフォルトの仮想ハードウェアのバージョンが「10」にアップグレードされていますが、このバージョンが適用された仮想マシンは旧版の「VMware Fusion」とは互換性がありません。特に旧版で作成した仮想マシンをアップグレードする場合には御注意下さい。尚、各仮想ハードウェアバージョンにおける互換性は以下の通りとなります。
  • Ver.10→「VMware Fusion 2013」
  • Ver.9→「VMware Fusion 5.0」以降
  • Ver.8→「VMware Fusion 4.0」以降
  • Ver.7→「VMware Fusion 2.0」以降
  • Ver.6→「VMware Fusion 1.0」以降
当バージョンにおけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「OS X Lion(Mac OS X 10.7)」以降(「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」を含む)となっています。Ver. 5.0にてサポートされていた「Mac OS X 10.6.8 Snow Leopard」は対象外となりますので御注意下さい。また、既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、及びVMware Communities等を通じて確認可能となっています。

posted by Flipper at 06:00 | Comment(0) | VMware
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