2013年01月06日

「VMware Fusion 5」に「Linux Mint 14」をインストール

コードネーム「Nadia」として開発が進められ、英国時間2012年11月20日付にてGAリリースを迎えている、愛Linux Mint teamによるLinuxディストリビューション「Linux Mint 14」ですが、同オペレーティングシステムをMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 5」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、その概要等を簡単に纏めてみたいと思います。

「VMware Fusion」では、米国時間2008年9月15日付にてリリースされたVer. 2.0より、Linux(ゲストOS)を対象とした自動インストール機能(「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」における「Linux Easy Install(Linux簡易インストール)」オプション)が実装されていますが、「Linux Mint 14」は(現時点では)同機能に非対応となっています。当エントリではインストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています(ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を選択しています)。

「Ubuntu 12.10(Quantal Quetzal)」をベースとする「Linux Mint 14」は、インストールプロセスもQuantal Quetzalとほぼ同様の流れとなり、タイムゾーン指定やキーボードレイアウトの選択、及びアカウント設定等は、インストール時におけるファイルコピーの過程において行う事となります。
インストレーションタイプ選択画面
↑Ver. 12(Lisa)におけるインストレーションタイプ選択画面。Live CDが、そのままインストールCDとして利用可能となっています。Ver. 14においても、大幅な相違はありません(クリックで拡大します)

「VMware Fusion 5」では、米国時間2012年11月8日付にてリリースされた「5.0.2 Build 900491(現行GA版)」の段階において「Linux Mint 14(ベースとなる「Ubuntu 12.10」)」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、同梱されているゲストOS拡張機能「VMware Tools」をカーネルモジュールとして組み込む事が可能です(LinuxゲストOSに対して「VMware Tools」を手動でインストールする場合には、マウントされたイメージファイルに含まれているtarボール(VMwareTools-xx-xx.tar.gz)を展開した後に、コマンドラインを通じてインストールスクリプト(~/vmware-tools-distrib/vmware-install.pl)を実行する必要があります)。

※「VMware Tools」のインストール後には、タイムシンクロナイズ、ダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となりますが、現時点では動作しない(或いは動作しても適切に機能しない)機能も確認されていますので、本格的に利用される場合等には正式対応を待たれた方が良いかと思われます。尚、「5.0.2 Build 900491」と「Linux Mint 14」の組み合わせにおいて、「Unity(ユニティ)」モードは未サポートとなっています(「Unity」モードは実行可能な状態になりますが、私の環境では適切に表示されませんでした。尚、この場合の「Unity」は、VMwareによる「Unity」を指します)。

尚、「Linux Mint 14」では、デフォルトのデスクトップインターフェイスとして「GNOME 2」のフォーク「MATE」、或いはGNOMEシェルのフォーク「Cinnamon」を採用する2エディションが提供されています。「Cinnamon」では、3Dグラフィックスに向けたアクセラレーションが要求される事となりますが、当エントリにて採り上げている「VMware Fusion 5」では、新機能の一つとしてLinux(ゲストOS)におけるグラフィックスアクセラレーション(OpenGL等)に対応しているため、VMware仮想マシンにおいて「Cinnamon」を使用する事が可能となっています(グラフィックス要件を満たしていないシステムにおけるフォールバックモードには、2D環境にて利用可能な「GNOME Classic」が適用される事となります。尚、「MATE」は、2D環境においても利用可能となっています)。
「Linux Mint 14」における「Cinnamon」
↑「Linux Mint 14」における「Cinnamon」インターフェイス。同インターフェイスは、「GNOME 3(GNOMEシェル)」を対象とした拡張機能「MGSE(Mint GNOME Shell Extensions)」を置き換える形にてVer. 13 LTS(Maya)より実装されています。「OS X 10.8.2(ホストOS)」+「VMware Fusion 5.0.2 Build 900491」+「Linux Mint 14.1(Nadia、ゲストOS)」(クリックで拡大します)

ファイルマネージャ「Nemo」
↑Nadiaでは、ファイルマネージャに「Nautilus」のフォーク「Nemo」が新たに採用されています(クリックで拡大します)

尚、Linux Mint teamからはUbuntuベースの他に、Debianをベースとした「LMDE(Linux Mint Debian Edition)」も提供されており、こちらは英国時間2012年4月24日付にてリリースされた「LMDE 201204」が現時点における最新版となります。

posted by Flipper at 06:00 | Comment(0) | VMware
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