2012年12月24日

「VMware Workstation 8.0.5 Build 893925」リリース

米EMC傘下のVMwareより米国時間11月6日、同社によるWindows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」の旧版を対象としたメンテナンスアップデートに相当する「VMware Workstation 8.0.5 Build 893925」がリリースされています。 現行版に相当するVer. 9.0においては、米国時間11月6日付にて「Ubuntu 12.10(Quantal Quetzal)」のサポート等を主目的とした「9.0.1 Build 894247」がリリースされている、Windows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」に、米国時間11月6日付にて旧版(Ver. 8.0)を対象としたメンテナンスアップデートに相当する「VMware Workstation 8.0.5 Build 893925」がリリース。現在VMwareによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータを通じて、Windows、Linuxを対象とした、日本語含む複数言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(Windows版(exe)約466MB、Linux 64bit版(bundle)約326MB)。

この度リリースされた「VMware Workstation 8.0.5 Build 893925」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
  • Microsoftによるサーバオペレーティングシステム「Windows Server 2012」、デスクトップオペレーティングシステム「Windows 8」をホストOS、ゲストOSとして使用した際に確認されていた、幾つかの問題を修正(正式なサポートはVer. 9.0のみとなるため、当版においては非サポートとなります)
  • サポート対象オペレーティングシステムの追加。新たに「Ubuntu 12.10(Quantal Quetzal)」「Ubuntu 12.04 LTS(Precise Pangolin)」をホストOS、ゲストOSとしてサポート
  • 「RHEL 6.3(Red Hat Enterprise Linux 6.3)」「RHEL 5.8(Red Hat Enterprise Linux 5.8)」をホストOS、ゲストOSとしてサポート
  • 「CentOS 6.3」「CentOS 5.8」をホストOS、ゲストOSとしてサポート
  • 「OpenSUSE 12.2」「OpenSUSE 12.1」をホストOS、ゲストOSとしてサポート
  • 「Fedora 17(Beefy Miracle)」をゲストOSとしてサポート(ホストOSとしては、非サポートながらも「Fedora 17」「Fedora 16(Verne)」上の仮想マシンをパワーオン可能に)
  • ライセンスキーのハンドリングに関する仕様変更。Ver. 8.xのライセンスキーに加えて、Ver. 9.0のライセンスキーを解釈して認証する事が可能に(この仕様変更により、Ver. 9.0へのアップグレードキーを購入したものの、何れかの理由にて直ちにはアップグレードする事ができないユーザが「8.0.5 Build 893925」を使用し続ける事が可能)
  • 「VMware Workstation」に同梱され、「VMware vSphere」に対する仮想マシンのアップロードに使用される、O2V(OVF to VMX)/V2O(VMX to OVF)コンバートツール(コマンドラインユーティリティ)「VMware OVF Tool」をVer. 3.0.1にアップデート
  • ホストコンピュータにプラグインされるUSBデバイスが、リモートアクセス時に仮想マシンを共有可能に
  • ゲストOS拡張機能「VMware Tools」の圧縮機能が強化され、「ext4(fourth extended file system)」 ファイルシステムをサポート
  • アプライアンスビューを使用し、且つ旧版の「VMware Workstation」にて作成された仮想マシンを開く事が可能に(アプライアンスビューを作成するための機能が、再度導入されたわけではない)。しかしながら、アクセスポートが構成され、且つ仮想マシンがパワーオンの場合には、新しいメニューアイテム、「VM」>「Manage(管理)」>「Connect to Access Port(アクセスポートへ接続)」が追加され、仮想マシンのサマリページの下部に「Connect to Access Port(アクセスポートへ接続)」という新たなコマンドリンクが表示される。メニューアイテム、或いはボタンの何れかを選択すると、適切なURLに向けてブラウザが開かれる
  • 仮想マシンの「Summary(サマリ)」ページに、最新のスナップショットが表示されるべくした変更を適用
  • 旧版(Ver. 8.0.x)からアップデートする場合にも、ネットワークエディタ設定が保存されるべくした改善を適用
  • 一部特定のWindows(構成文字列がローカライズされている、一部のインターナショナルバージョン)に「VMware Workstation」をインストールした場合に、時折、エラー(Error - 1920. Service VMware Authorization Service (VMAuthdService) failed to start. Verify that you have sufficient privileges to start system services.)が発生するケースが確認されていた問題を修正(インストーラが修正され、各国語のキャラクタを正しくハンドリング可能に)
  • 「vminst.log」ファイルのパーミッションが読み取り専用であるシステム上で仮想マシン設定を編集しようとした場合にも、GUIクライアントのユーザインターフェイスがクラッシュしなくなるべくした改善を適用
  • 膨大なページが有効化され、且つ使用されているLinux(ホストOS)においても、「unable to reserve memory」エラーが表示される事なく、仮想マシンを起動する事が可能に
  • 「Windows XP Mode(Windows XPモード)」仮想マシンのスナップショットからのクローン作成に失敗していた問題を修正(「Microsoft Virtual PC」用に作成された仮想マシンからのクローン作成が可能に(「Windows XP Mode」の仮想マシンのスナップショットから、完全なクローンを作成可能に))
  • 仮想マシンに対する接続に失敗したBluetoothデバイスによって、回復不能なエラーが表示されるケースが確認されていた問題を修正
  • 「Grab keyboard and mouse on keypress(キー入力でキーボードとマウスを有効にする)」プリファレンスが設定され、且つ「Caps Lock」に向けたホストOS、ゲストOSのステータスインジケータ、「Num Lk(numlock)」、或いは「Scr Lk(scrlock)」が同期されない場合に、「Ctrl」+「Alt」キーコンビネーションによって仮想マシンから解放され、コンソールウインドウからカーソルを適切にリリースする事が可能となるべくした改善を適用
  • 6000MHzを超えるCPUクロック速度を検出した場合に、「VMware Workstation」にエラーが表示され、クロックスピードのベースラインがリセットされるまで仮想マシンを実行する事ができなくなっていた問題を修正(このような状態になっても仮想マシンの実行を継続可能に)
  • 何百ものVMware仮想ディスク(vmdk)を含む仮想マシンにおいてパワーオンのスナップショットを撮ろうとした場合に、ロック競合が発生し、エラー(Error taking snapshot: An error occurred while saving the snapshot: Failed to lock the file.)が表示されるケースが確認されていた問題を修正
  • ホストOSからのUSBプリンタの追加、或いは除去が、仮想マシンに適切に反映されないケースが確認されていた問題を修正
  • 「IPv6」が無効化されている「Ubuntu 11.10(Oneiric Ocelot、ホストOS)」において、リモートホストに対する接続の試みが失敗するケースが確認されていた問題を修正(IPアドレスを解決するために、「VMware Workstation」によって使用されるメカニズムが更新され、接続する事が可能となった)
  • ゲストOSと共有されているホストOSにおいてファイルを変更した後に、Linux(ゲストOS)内からのファイルのパーミッションリストに「??????????」が表示されるケースが確認されていた問題を修正 (HGFS(Host Guest File System)コードが修正され、ファイル権限が正しく表示されるべくした改善を適用)
  • 一部特定システムにおいて、ハードウェアにアシストされる仮想化技術が有効化されている場合に、「VMware Workstation」がそれを検出する事ができなかった問題を修正(この問題を修正するために、仮想化技術の検出アルゴリズムを修正)
  • 「VMware ESX 4.0」サーバに対して、一部特定のオペレーティングシステムを実行している仮想マシンをアップロードした場合に、エラー(Upload failed: Line 116: Unsupported element 'ExtraConfig')が発生するケースが確認されていた問題を修正(このエラー発生しないように、アップロード手順を修正)
  • インターナショナルキーボードが、「RHEL 6(Red Hat Enterprise Linux 6)」「Fedora 16(Verne)」ホストOSに対して適切にマッピングされるべくした改善を適用
  • 「New Virtual Machine Wizard(新規仮想マシンウィザード)」における「Use a Physical Disk(For advanced users)」(「物理ディスクを使用(上級ユーザー向け)」)を使用して作成された仮想マシンで、パワーオン時にエラー(A fault has occurred causing a virtual CPU to enter the shutdown state...)が表示されるケースが確認されていた問題を修正
  • Linuxにおける非デフォルトパスにインストールされた「VMware Workstation」においても、仮想マシンに対してダイレクトに物理ディスクをマウント可能に
  • Linux(ゲストOS)において実行されているアプリケーションの「Unity(ユニティ)」モードウインドウが最小化され、リストアされた場合に、当該ウインドウが不正確なサイズで表示されるケースが確認されていた。この場合に「Unity」モードを抜けずに、新しいウインドウのリサイズを行う事ができなかった問題を修正
  • 仮想マシンにおいて「Ubuntu 11.10(Oneiric Ocelot、ゲストOS)」を実行し、「Unity」モードへの、或いは「Unity」モードからの切り替えを行なった場合に、Ubuntuデスクトップのアプリケーションランチャが正しく表示されないケースが確認されていた問題を修正
  • キーボード(「Alt」+「Tab」)を通じて「Unity」モードに移行した場合に、ホストOS、及びゲストOSのクリップボードが同期されなかった問題を修正
  • ゲストOSにおいて実行されているmrxvtターミナルエミュレータからコピーされたテキストを、ホストOSに対してペースト可能に
  • 「Isagraph Workbench 3.55」「win87em.dll」を使用しているプログラム上で実行される一部の計算で、エラー(WSCM1EDT caused a General Protection Fault...)が発生するケースが確認されていた問題を修正
  • ゲストOSにおいて実行している「iTunes」を通じて、「iPad 3」デバイスのアップグレード、或いはリストアを行っている間に、「VMware Workstation」が仮想マシンに対してデバイスを自動的に再接続し、手動での介入を行う事なくしてオペレーションを完了する事が可能に
  • VMXにおいて利用可能なworkerLibスレッドの総数を増やす事によって、I/Oレイテンシに関する問題を解決
  • 非常に特殊な状況下にて、全てのその他のウインドウが最小化されている場合にユーザインターフェイスの右上隅の最小化ボタンをクリックすると、アプリケーションインターフェイスが最小化された後すぐに、インターフェイスが最大化されるという問題が確認されていた。この問題が発生しないように、ウィンドウマネジメントコードを修正
  • ゲストOS拡張機能「VMware Tools」関連の改善。Solaris 11/10(何れもゲストOS)において正常にロード可能とすべくして、「VMware Tools」をアップデート
  • 「FreeBSD 9.0(ゲストOS)」における「VMware Tools」のインストールが失敗しなくなるべくした改善を適用
  • ネットワークサービスの起動に使用される、デフォルトの「VMware Tools」サスペンド/レジューム スクリプトが、「OpenSUSE 12.1」において適切に機能すべくした改善を適用
  • Windows(ゲストOS)において「VMware Tools」をアップグレードした後に、一部のユーザが、起動時にaccess violationのエラーメッセージに直面していた。この問題を回避するために、「thinprint.dll」ファイルが適切にインストールされるべくした改善を適用
  • ネストされた仮想マシン関連の改善。一部特定のシステムにおいて、仮想ハードウェアが「PERF_GLOBAL_CTRL MSR」の使用の試みが失敗するという、不正なIntelアーキテクチャバーションを報告していた。これによって、ネストされた仮想マシンがサスペンド後にレジュームする事ができなくなっていた問題を修正
  • 可用性を向上すべくして、ネストされた仮想マシンの実行時におけるメモリマネジメントを改善
  • シャドウネステッドページテーブルのエントリの保護を改善(ホストOSとゲストOSのシャドウNPTE/EPTE保護を常に一致させる等)
  • EPTEにおける有効な権限構成に向けた追加のチェックを包含
  • And many others...
その他にもVMwareからは、同日付にてデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Player」の旧版を対象としたメンテナンスアップデートに相当する「VMware Player 4.0.5 Build 893925」もリリースされています。

posted by Flipper at 03:10 | Comment(0) | VMware
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