2012年12月09日

「VMware Fusion 5」に「Ubuntu 12.10」をインストール

コードネーム「Quantal Quetzal」として開発が進められ、英国時間10月18日付にてGAリリースを迎えている、Ubuntu FoundationによるLinuxディストリビューション「Ubuntu 12.10」ですが、同オペレーティングシステムをMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 5」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、その概要等を簡単に纏めてみたいと思います。

「VMware Fusion」では、米国時間2008年9月15日付にてリリースされたVer. 2.0より、Linux(ゲストOS)を対象とした自動インストール機能(「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」における「Linux Easy Install(Linux簡易インストール)」オプション)が実装されていますが、当エントリではインストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています。

「Ubuntu」では、Live CDが、そのままインストールCDとして利用可能となっており、タイムゾーン指定やキーボードレイアウトの選択、及びアカウント設定等は、インストール時におけるファイルコピーの過程において行う事となります。
アカウント設定画面
↑Ver.10.10(Maverick Meerkat)インストール時におけるアカウント設定画面。Ver. 12.10においても大幅な変更はありません(クリックで拡大します)

「VMware Fusion 5」では、米国時間11月8日付にてリリースされた「5.0.2 Build 900491(現行GA版)」の段階において「Ubuntu 12.10」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、同梱されているゲストOS拡張機能「VMware Tools」をカーネルモジュールとして組み込む事が可能です(LinuxゲストOSに対して「VMware Tools」を手動でインストールする場合には、マウントされたイメージファイルに含まれているtarボール(VMwareTools-xx-xx.tar.gz)を展開した後に、コマンドラインを通じてインストールスクリプト(~/vmware-tools-distrib/vmware-install.pl)を実行する必要があります)。

※「VMware Tools」のインストール後には、タイムシンクロナイズ、ダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となりますが、現時点では動作しない(或いは動作しても適切に機能しない)機能も確認されていますので、本格的に利用される場合等には正式対応を待たれた方が良いかと思われます。尚、「5.0.2 Build 900491」と「Ubuntu 12.10」の組み合わせにおいて、「Unity(ユニティ)」モードは未サポートとなっています(この場合の「Unity」は、VMwareによる「Unity」を指します)。

尚、Ubuntuは英国時間2011年4月28日付にてリリースされたVer. 11.04(Natty Narwhal)より、デフォルトのデスクトップインターフェイスとしてCanonicalによる「Unity」シェルが採用されていますが、「VMware Fusion 5」では、同版における新機能の一つとして、Linux(ゲストOS)におけるグラフィックスアクセラレーション(OpenGL等の3Dグラフィックス)がサポートされているため、仮想マシン上のゲストOSで「Unity 3D」を利用する事が可能となっています(「Unity」では、メニュー関連のインターフェイスにMac OS Xライクなグローバルメニューが導入されていますが、GNOMEシェルを嗜好するユーザに向けては「GNOME 3.6」を採用する「Ubuntu GNOME Remix 12.10」が提供されています。尚、当版より、フォールバックモードとしても採用される事の多かったQtベースの2Dインターフェイス「Unity 2D(Ubuntu 2D)」の実装が終了しています)。
「Ubuntu 12.10」における「Unity 3D」
↑「Ubuntu 12.10」における「Unity 3D」インターフェイス。「OS X 10.8.2(ホストOS)」+「VMware Fusion 5.0.2 Build 900491」+「Ubuntu 12.10(Quantal Quetzal、ゲストOS)」(クリックで拡大します)

「Ubuntu 12.10」における「Unity Dash」
↑「Ubuntu 12.10」における「Unity Dash」。当版ではDashを通じた検索機能が強化され、ローカルにあるファイルに加えて、Google DriveやFacebook、Flickr等の各種オンラインサービスにアクセス可能となっています。また、「More Suggestions」のセクションでは「Ubuntu One Music Store」、及びAmazonにおける商品検索等にも対応しており、検索結果に表示されたコンテンツについては、詳細な情報をプレビュー可能な新機能の「Previews」も加わっています(Amazon商品検索は、コントロールパネルから無効化可能)(クリックで拡大します)

尚、Ubuntu Japanese Teamからは、日本語関連の追加パッケージ等を含む「Ubuntu 12.10 Desktop 日本語 Remix DVD(x86)」が日本時間10月27日にリリースされています(同DVDでは、ライブ環境での日本語インターフェイスも提供されています)。また、2013年4月にリリース予定とされる「Ubuntu 13.04」のコードネームには「Raring Ringtail」が予定されています。

posted by Flipper at 06:00 | Comment(0) | VMware
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