2012年10月21日

「Oracle VM VirtualBox 4.2.2」リリース、「OS X 10.8.2」との互換性を改善 etc...

Oracleより米国時間18日、同社によるマルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.2.2」がリリースされ、Appleによる「OS X 10.8.2」に対する互換性改善が行われています。 米国時間9月13日付にてリリースされたアップグレード相当のVer.4.2.0より、デスクトップオペレーティングシステム「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」のサポート等が行われている、マルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」に、米国時間18日付にてアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.2.2 Build 81494」がリリース。現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約100.2MB。バイナリとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

この度リリースされた「Oracle VM VirtualBox 4.2.2」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
  • 米国時間9月19日付にてリリースされた「OS X 10.8.2(ホストOS)」との互換性を改善。仮想マシンを適切に起動する事ができないケースが確認されていた問題等を修正
  • GUI関連の改善。仮想マシンアイテムのツールチップ機能をリストア(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
  • GUIクライアント「VirtualBox Manager(VirtualBoxマネージャー、VirtualBox.app)」における仮想マシンのグループ化機能を対象として、ツールチップ機能を追加
  • 仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」関連の改善。.ovf/.ovaファイル名の結び付けのハンドリングを改善(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
  • 最初の仮想マシンを作成する前に、環境設定(「VirtualBox」>「Preferences...(環境設定)」)項目を変更する事ができないケースが確認されていた問題を修正
  • Windowsホストにおいてフルスクリーンモードを抜ける時に、仮想マシンがキーボードのフォーカスを確実に受け取るべくした改善を適用
  • セキュリティ上の理由にて、GUIを通じてプロキシ認証を無効化する事が可能に
  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。ディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」を対象として、「DrawIndexedPrimitiveUP」の実装を修正
  • ストレージ関連の問題に起因して、仮想マシンのリセット時にハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • 一部特定状況下にてクラッシュするケースが確認されていた、NAT(Network Address Translation)関連の問題を修正(Windowsホストにおいてのみ発生し得た問題)
  • ホストネームサーバが一部の異常なループバック値が設定していた場合に、自動的にホストリゾルバが使用されるべくした変更を適用
  • 集中的なネットワーク転送時にクラッシュするケースが確認されていた、「Intel e1000」ネットワークドライバ関連の問題を修正(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
  • ICH9関連の改善。PCIブリッジのイニシャライゼーションを修正
  • BIOS(Basic Input/Output System)関連の改善。ウォームリブート後に、一部のレガシーなゲストOS(例えば「Windows 95」)がブートデバイスを見付ける事ができないケースが確認されていた問題を修正
  • EFI(Extensible Firmware Interface)関連の改善。Mac OS X(ゲストOS)を対象として、自動起動を修正(Ver. 4.2.0におけるレグレッション)
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。「showvminfo --machinereadable」のアウトプットを修正
  • 「storageattach --discard」の解析を修正
  • 「showvminfo」コマンドにおけるHPET(High Precision Event Timer、高精度イベントタイマー)設定の不正なアウトプットを修正
  • 「guestcontrol」を通じてゲストプロセスを実行した後に、ゲストセッションが閉じられるケースが確認されていた問題を修正
  • 「VBoxShell」において、インターフェイス名の変更に適応すべくした改善を適用
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。デバイス。クラッシュ後に仮想マシンをリセットした場合に、「Guest Additions」がハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • Linuxゲスト、ホスト双方を対象として、「Linux Kernel 3.7-rc1」に関連した修正を適用
  • 「X.Org Server 1.13」をサポート(Linux Additions)
  • 古いLinuxカーネルを伴うX Serverをリスタートした後に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正(Linux Additions)
  • CPUのホットリムーブを行った時に、「VBoxService」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正(Linux Additions)
  • 「Windows NT 4.0(ゲストOS)」を対象として、自動スクリーンリサイズ関連の問題を修正(Windows Additions)
  • OS/2(ゲストOS)のシャットダウン時に、ハングアップするケースが確認されていた問題を修正(OS/2 Additions)
  • OS/2(ゲストOS)を対象として、マウスドライバ関連の問題を修正(OS/2 Additions)
  • DTraceモジュールでの、ホストドライバのリンクを修正(Solarisホスト)
  • And many others...
Ver. 4.2より新たに実装されているファイルのドラッグアンドドロップに関しては、現時点ではホストOSからLinux(ゲストOS)に対しての機能が試験的にサポートされていますが、その他のゲストOSに対して、及びゲストOSからホストOSに対してのDrag'n Dropも、今後のアップデートにて機能の実装が予定されています。

posted by Flipper at 06:00 | Comment(0) | Oracle(VirtualBox)
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