2012年09月16日

「Oracle VM VirtualBox 4.2(正式版)」リリース、「OS X Mountain Lion」をサポート etc...

Oracleより米国時間13日、同社によるマルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 4.2.0(GA版)」がリリースされ、新たにAppleによる「OS X Mountain Lion」のサポート等が行われています。 マルチプラットフォームデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」を対象としたアップデートリリースとして、米国時間8月3日よりテストリリース(パブリックベータ)が開始されていた「Oracle VM VirtualBox 4.2」ですが、この度米国時間13日付にて同仮想化ソフトウェアのGA版に相当する「Oracle VM VirtualBox 4.2.0 Build 80737」がリリースされ、現在VirtualBoxによる公式ダウンロードページを通じて、Mac OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 約100.0MB。バイナリとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

一連のテストリリース(「Beta 1 Build 79756」〜「Release Candidate 4 Build 80667」)を通じた「Oracle VM VirtualBox 4.2.0」における主な特徴として、以下の項目等が示されています(Ver. 4.1.18からの主な変更点となります。尚、メンテナンス関連の修正の一部は、米国時間7日付にてリリースされたVer. 4.1.22にも含まれています)。
  • サポート対象オペレーティングシステムの追加。Appleによるデスクトップオペレーティングシステム「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」をホストOSとしてサポート(セキュリティソリューション「Gatekeeper」に対応すべくして、Apple Developer IDにて署名)
  • Microsoftによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「Windows 8」に対する試験的サポートを改善(3Dグラフィックス関連の改善等)
  • 「Oracle Linux 6.3」をホストOS、ゲストOSとしてサポート
  • GUI関連の改善。GUIクライアント(VirtualBox.app)において、仮想マシンをグループ化可能に
  • コンソールウインドウにおける当該状態のコンテンツのスクリーンショットを撮影可能に
  • ウィザードを対象として、エキスパートモードを実装
  • 仮想マシンの動作時に、一部の設定を変更可能に
  • 仮想マシンにおいて、最大36基の仮想ネットワークカードを利用可能に
  • リソースコントロール関連の改善。ネットワークI/Oの帯域幅の制限に対応
  • ホストシステム(Mac OS X、Linux、Solaris)のブート時に、任意の仮想マシンを自動起動可能に(現時点において、Windows版では未サポート)
  • ホストOSからLinux(ゲストOS)に対して、任意のファイルをドラッグアンドドロップ可能に(現時点では、試験的なサポートとの位置付け)
  • ネステッドページングを使用するIntel CPUを対象として、コンテキストスイッチのパフォーマンスを改善
  • AMD製CPUのFlushByASID機能をサポート(Bulldozer以降)
  • 新しいVIA CPUをサポート
  • 仮想マシンのリストを自動的にソート可能に
  • GUIから仮想マシンをヘッドレスモードにて起動可能に
  • マネージャウインドウからリセット、シャットダウン、及びパワーオフを実行可能に
  • ゲストOSにおいて、最大スクリーン解像度を制限可能に
  • 設定ダイアログが開いたままの状態である場合に、仮想マシンの終了時にクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • 仮想マシンをパワーオフした時に古いスナップショットのノードをリストアした場合に、GUIベースのマネジメントコンソール「Oracle VM VirtualBox Manager(Oracle VM VirtualBoxマネージャー)」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • e1000ネットワークドライバ関連の改善。802.1q VLANをサポート
  • ストレージ関連の改善。パススルーモードにおいてオーディオCDを作成可能に
  • QEDディスクイメージに対するサポートを追加
  • QCOWディスクイメージに対するサポートを追加(「QCOW1」はフルサポート、「QCOW2」はリードオンリーでのサポート)
  • VHDXディスクイメージに対するリードオンリーでのサポートを追加
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。X.org Server 1.12/1.11に対するサポートを追加(Solaris Additions)
  • 「VBoxTray(vboxtray.exe)」において生じ得たメモリリークを修正(Windows Additions)
  • VirtualBoxのアップデート後に、ホストオンリーアダプタの再作成が必要とされなくなるべくした変更を適用(Windowsホスト)
  • ツールチェーンのアップデート。「Visual C++ 2010」に対するソースコードの互換性、及び幾つかのセキュリティに関連したコンパイルオプションを有効化(Windowsホスト)
  • Windowsホストにおいて、パラレルポートに対するパススルー機能をサポート
  • デスクトップオペレーティングシステム「Mac OS X 10.6 Snow Leopard(ホストOS、32bitカーネル)」上で64bitゲストOSを動作させた場合に、ホストシステムがハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • Mac OS X(ゲストOS)を対象として「Hypervisor Present bit」を有効化
  • ファームウェアインターフェイス「EFI(Extensible Firmware Interface)」関連の修正を適用
  • チップセットのタイプを変更した場合に、スナップショットのリストア時にクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • Asynchronous I/O(非同期I/O)を無効化する必要のあるファイルシステムに対して仮想マシンを移動した場合に、当該仮想マシンを保存された状態からリストア可能となるくべくした改善を適用
  • 共有フォルダを対象として、「Linux Kernels 3.6」のコンパイルを修正
  • CPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」「AMD-V(AMD Virtualization)」が無効化された場合における、タスクゲートのハンドリングを修正
  • 新規仮想マシンにおいて発生し得た、レジストレーション関連の問題を修正
  • 仮想マシンのシャットダウン時に、ホストシステムがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正(32bitホスト、或いは64bit Mac OS Xホスト利用時に発生し得た問題)
  • Mac OS X(ホストOS)を対象として、インストーラ関連の修正を適用
  • Microsoftによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「Windows 8(ゲストOS)」におけるメモリ容量が切迫している状況下で、ホストシステムがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善(ディスプレイドライバモデル「WDDM(Windows Display Driver Model)」)。「Windows Aero(Windows Authentic, Energetic, Reflective and Open)」が無効化された状態でフルスクリーンモードを利用した場合に発生し得た問題を修正
  • NATエンジンを無効化した場合に、メモリリークが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • 種々の関連ドキュメンテーションを改訂
  • And many others...
当版において新たに実装されたファイルのドラッグアンドドロップに関しては、現時点ではホストOSからLinux(ゲストOS)に対しての機能が試験的にサポートされていますが、その他のゲストOSに対して、及びゲストOSからホストOSに対してのDrag'n Dropも、今後のアップデートにて機能の実装が予定されています。

posted by Flipper at 06:00 | Comment(0) | Oracle(VirtualBox)
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