2012年02月17日

「ReactOS 0.3.14」リリース

ReactOS Foundationより米国時間7日、開発過程にある同団体によるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」の最新Alpha版に相当する「ReactOS 0.3.14」がリリースされています。 アプリケーション、デバイスドライバ等における、バイナリレベルでのWindows互換環境を目標として開発中とされるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」に、米国時間7日付にて最新Alpha版に相当する「ReactOS 0.3.14」がリリース。現在ReactOS Foundationによる公式ダウンロードページを通じて、インストールCD、ライブCD、QEMU仮想マシン(「QEMU on Windows」をバンドル)、VMware仮想マシン、VirtualBox仮想マシン、及びソースコード等が入手可能となっています(インストールCD 約51.0MB)。

米国時間2011年3月22日以来、約10ヶ月半振りのリリースとなる当バージョンでは、主な変更点として以下の項目等が示されています。
  • ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)ハードウェア抽象化レイヤが使用される場合に、ACPIのサポートが自動的に有効化されるべくした変更を適用(パワーボタン、及びシステムの完全なパワーオフをサポート)
  • LwIP(lightweight IP)ドライバを使用した、新たなTCP/IPドライバを統合。ネットワークパフォーマンス、及び安定性を大幅に改善し、IPv6に対するアップグレードパスを提示
  • MSVC(Microsoft Visual C++)との互換性。ブートCD、或いはライブCDを作成するために、Microsoftによるコンパイラを使用してビルドする事が可能に
  • Mac OS X、及びLinux環境におけるビルドに対応
  • Scatter/Gather(スキャッタ・ギャザー)DMAオペレーションをサポート。「Windows NT 5.1」以降に向けて書かれたネットワークドライバとの互換性を大幅に改善
  • シェルの改善。C++においてリライトされた「shell32」ライブラリをマージ。アーキテクチャ上の種々の改善を齎すと共に、新たなエクスプローラシェルに取りかかる際の土台としての役割を幇助
  • カーネルプールメモリの悪用を防ぐべくして設計された、スペシャルプールを実装
  • テーマ機能のサポート。ユーザインターフェイス、及びシェルをテーマで構成するために必要な基盤を装備し、クラシックなWindowsテーマと異なるテーマをインストールして使用する事が可能に
  • 無線LAN(Wi-Fi)サポートの強化。ワイヤレスネットワークドライバをサポートし、オープンネットワーク、及びWEPで暗号化されたワイヤレスネットワークに接続する事が可能に
  • 開発関連の機能強化。カーネルモードで動作するコンポーネントのデバッグを支援する、カーネルモードテストフレームワークを追加
  • And many others...(総じて118件のレグレッションを含む、789件のバグフィックスが行われたと伝えられています)
マルチプラットフォーム対応のオープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」に向けてプリインストールされた仮想マシンは、Ver.0.3.13までは仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」にて提供されていましたが、当バージョンよりVirtualBox構成ファイル(vbox)にて定義された仮想マシンとして提供されています(仮想ディスクは、VMware仮想ディスク(vmdk)を包含)。

タグ:reactos
posted by Flipper at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | Software
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