2009年12月27日

「ReactOS 0.3.11」リリース

ReactOS Foundationより米国時間16日、開発過程にある同団体によるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」の最新Alpha版に相当する「ReactOS 0.3.11」がリリースされています。 アプリケーション、デバイスドライバ等における、バイナリレベルでのWindows互換環境を目標として開発中とされるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」に、米国時間16日付にて最新Alpha版に相当する「ReactOS 0.3.11」がリリース。現在ReactOS Foundationによる公式ダウンロードページを通じて、インストールCD、ライブCD、QEMU仮想マシン(「QEMU on Windows」をバンドル)、VMware仮想マシン、VirtualBox仮想マシン、及びソースコード等が入手可能となっています(インストールCD 約37.2MB)。

この度リリースされた「ReactOS 0.3.11」における主な変更点として、以下の項目等が示されています。
  • Microsoftによる版との更なる互換性向上を実現すべくして、kdcomカーネルモードライブラリをリライト(「WinDbg」に対するビルトインサポートを改善)
  • ビルドしたツールにおいて、DLL(Dynamic Link Library)のロードを遅延可能に(独自のライブラリにおいて、機能の読み込みの遅延が可能に)
  • 中国語、及び韓国語フォントに対するサポートを追加
  • 各種の設定、及びシステムワイドなパラメータに向けて書かれた新たなハンドラを追加(「SystemParametersInfo API」を参照)。Windowsとの更なる互換性の向上等に貢献
  • 「Opera」「OpenOffice.org」「Firefox 3.5」「VLC Media Player 1.1」「Skype」等との互換性を改善
  • 新たに「Spider Solitaire(スパイダソリティア)」アプリケーションを追加
  • Win32 API実行環境「Wine(WINE Is Not an Emulator)」と共用されるユーザモードDLL(Dynamic Link Library)、及びWin32サブシステムコードの一部を「Wine」と同期
  • And many others...
今後の開発計画として、ネクストリリースにはVer. 0.3.12が予定されている他、Ver. 0.4系統までAlphaステージにて開発が継続された後、Ver. 0.5よりBetaステージに移行予定と伝えられています。また、この度リリースされたVer. 0.3.11では「Sun VirtualBox」に向けてプリインストールされた仮想マシンも用意さていますが、これは仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」にて提供されています(仮想ディスクとしてVMware仮想ディスク(vmdk)を包含)。

※当版をデスクトップ仮想化ソフトウェア「VirtualBox」におけるゲストOSとして使用した場合には、RAM容量の設定が256MB未満の仮想マシンにおけるUSBドライバの読み込み時に、仮想マシンがハングアップするケースが確認されているとの事です。この問題を回避するためには、仮想マシンのRAM容量を256MB以上に設定するか、或いはUSBデバイスを無効化するかの何れかの処置が必要になるとの事です(当版より用意されたプロジェクトによる仮想アプライアンス(VirtualBox仮想マシン)において、前記の回避策が適用されています)。

posted by Flipper at 01:25 | Comment(0) | Software
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。