上記の状況を回避してセットアップユーティリティを確実に起動するために、VMwareによるサポートフォーラムやユーザガイドには仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)を直接編集する手法等が紹介されていますが、今回は、前記のキャラクタベースの編集作業をGUIコンフィギュレーションエディタ「VMX Extras」を用いて実践してみたいと思います。
仮想マシンバンドルに含まれる構成ファイル(.vmx)はテキストエディタで編集する事が可能ですが、ここではコンフィギュレーションエディタ「VMX Extras」を使用してみたいと思います。「VMX Extras」の概要等を以下のエントリに纏めておりますので宜しければ御参照下さい。 ※上記エントリにも記しておりますが、「VMX Extras」はVMware社ではなく、Koi Productions(Eric Tung氏)によって提供される非公式なソリューションとして位置付けられているため、公式なサポートは受ける事ができません。また、昨年7月に初版が公開されていますので、特に後述する「Preconfigured Options」の項目において最新版に追従していない(或いは互換性が完全ではない)ケースも想定されるかと思われます。利用される際には御注意下さい(実際に利用される際には、添付されている「readme.txt」やダウンロード元スレッドの確認、及び構成ファイルのバックアップ等を事前に行われる事をお勧め致します)。
仮想マシン起動時に自動的にBIOSセットアップユーティリティを起動
任意のVMware仮想マシンにおいてBIOSセットアップを確実に起動させるためには、当該仮想マシンのバンドルパッケージに含まれる構成ファイル(.vmx)に以下の項目を追加します(仮想マシンバンドルはデフォルトで「~/Documents/Virtual Machines/」に属しており、コンテキストメニューを通じて「Show Package Contents(パッケージの内容を表示)」を実行する事により、内容を確認する事ができます)。- bios.forceSetupOnce = "TRUE"
尚、上記の「bios.forceSetupOnce」項目は「VMX Extras」における「Preconfigured Options」には用意されていないため、「Direct Edit」から新規項目として追加する事となります。

↑「VMX Extras」における「Direct Edit」から新規項目として追加(クリックで拡大します)

↑VMware仮想マシンにおけるBIOSセットアップユーティリティ(クリックで拡大します)
BIOSポストの待機時間を任意に設定(Boot Delay/BIOS Delay)
BIOSポストの待機時間を任意に設定する事により、BIOSセットアップを起動すべくしたキー押下のタイミングを計り易くする事ができます。この機能を利用するためには、当該仮想マシンのバンドルパッケージに含まれる構成ファイル(.vmx)に以下の項目を追加します(数値の単位はミリ秒となりますので、以下の設定ではBIOSポストの待機時間を約5秒間確保する事ができます)。- bios.bootDelay = "5000"

↑「Preconfigured Options」>「BIOS Delay」から待機時間を選択(クリックで拡大します)

↑VMware仮想マシンにおける「Boot Delay」(クリックで拡大します)
GUIの整備が進んでいる昨今の仮想化ソフトウェアにおいて、BIOSにアクセスする機会は多くはないと思われますが、ブートオーダの変更やBIOSパスワードの設定等、必要に迫られた際等には利用されてみては如何でしょうか(「Parallels Desktop 4.0 for Mac」では、GUIを通じてブートオーダの変更が可能となっています(「Virtual Machine Configration」>「Boot Order」))。
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